雀卵斑(そばかす)
スズメの卵に形が似ていることから名付けられました。
いわゆるソバカスであり、春から初夏にかけて悪くなります。
日本人では色白の人に多く、遺伝的な要素(常染色体優性遺伝)もあると考えられています。
発症は3歳頃からもありえ、思春期に多くなります。
顔面、特に両目の下まぶた~鼻にかけて小さい、不整形で丸みを帯びた茶色~褐色の色素斑です。
背中、胸、手、足、首などにできることもあります。
紫外線により増悪するので紫外線の徹底的なガードが必要で、再発することも多いです。
そばかすの拡大図(病理所見)
表皮の一番下の層(基底層)でのメラニン色素の増加が認められ、メラノサイトの数に変化はありませんが、個々のメラノサイト(メラニンを作る細胞)の活動性が亢進しており、メラノソームというメラニンの固まりのようなものが多数見られます。
⬆メラニン(melanin)は増えていますが、メラニンを作る細胞(melanocyte)の数は変わりません。
最新研究トピックとしては、メラノサイト刺激ホルモン受容体(melanocyte stimulating hormone receptor)であるメラノコルチン1受容体(melanocortin-1 receptor)遺伝子(MC1R)とそばかすの関係が精力的に研究されており、そばかすのある方は、そのメラノサイト刺激ホルモンに非常に敏感に反応してしまっている可能性があります。その関係を治すことで、将来の治療法につながるかもしれません。
そばかすに対するターズ式クワドロコンビネーションointmentメソッドでの治療:
当院秘伝の独自に調合した外用薬により、上記に説明した表皮基底層のメラノサイトを時間をかけて破壊していく治療法です。
35000円/月程度